先日、ベルリン在住の守屋亜衣ちゃんに誘ってもらいClubhouseで話す機会をいただきました。
『それぞれの たのしい音楽研究』と題して、個々の音楽活動や最近聴いてる音楽の話、ベルリンの音楽事情を聞けたり本当に楽しかった!
自分も近年ハマってるアジアのインディーミュージックについて少し話をさせてもらったのですが、事情あって1時間限定の短い参加だったのでうまく伝えきれなかった部分も多く、多分に私信の要素(or 自分用メモ要素)強めになりますが、ちょっとしたまとめみたいなものをblogで書いていこうと思います。
まずは自分がハマるきっかけになった「Phum Viphuritはいいぞ編」から。
<こうして私はアジアのインディーミュージックにハマった>
Phum Viphurit (プム・ヴィプリット) / Long Gone
きっかけは2017年の夏にYoutubeで偶然出会ったこの1曲でした。
のっけからCASIOのポータブルカセットプレーヤー。4:3のアスペクト比。VHS感のある画質。カラオケ字幕。心地よいビート。そして、ゆるく踊るかわいい女子(重要)。 一発で心を撃ち抜かれました。
アーティスト名で調べてみると、なんとタイ🇹🇭のシンガーソングライター。
それまではタイのミュージシャン/バンドといえば以前タイフェスで来日してたModerndogくらいしか知らず、どこか土っぽいイメージが強かったところにこの爽やかさは本当に驚きでした。
それまでもインドネシア🇮🇩のikkubaruとか、シティポップ感のあるアジア隣国のバンドがある事は知っていましたが、これは色々掘ってみたらきっと楽しいのではないかと興味が湧き、Phum Viphuritがタイで出演したイベントの対バンを片っ端から聴いてみたり、タイのインディーミュージックをよく流すCat Radioのイベントライブ動画を観てみたり。
まったく読めないタイ語検索(「กรุงเทพมหานคร」←こういう文字)はコピペでしかできず、なかなかに大変だったりするのですが、掘れば掘るほどに新しい発見があってアドレナリン出まくり。音楽を聴く事に夢中になる感覚は、学生時代以来久々のことでした。
<推しが羽ばたいていくストーリーを目の当たりに>
その後、2018年3月にPhum Viphuritの新曲が発表されます。
Phum Viphurit (プム・ヴィプリット) / Lover Boy
かなりYoutubeでバイラルヒットしたので、アーティスト名は知らずともこの曲聞いたことある人はきっと多いのではないでしょうか。
期待を裏切らない曲の良さ。そしてしっかりミュージックビデオの予算も上がってる感じも素敵。
この頃になるとタイやアジアだけでなく欧米でも人気になっていて、この年は4月の緊急初来日公演@WWW Xを皮切りに、世界各地のフェス出演、ヨーロッパツアーやアメリカツアーへと展開していきます。(4月の初来日公演は自分も観に行きました。タイ国外で開催するライブはこの公演が初めてだったようで、緩さもありつつも温かい日本のオーディエンスに囲まれてまるでホームグラウンドのような素敵なライブでした)
欧米での公演が終わった頃を見計らっては各地のオーディエンスが撮影したライブ動画をYoutubeで検索したり。(勝手に)親のような気持ちでバンドを見守る日々。推しが羽ばたいていく姿にすっかり感情移入。ずっぽりハマっていきました。
Phum Viphurit (プム・ヴィプリット) / Hello, Anxiety
<ツアーで鍛えられるバンドの底力>
アメリカのAudiotreeで収録されたライブ映像を観てびっくり。
2018年4月の来日時とは全然別物くらいにバンドがビルドアップされている!
1番上で紹介したミュージックビデオと同じ曲ですが、小気味良い具合にテンポアップもしていて、後半のライブアレンジとかもプチマッチョな感じになっててとても格好良い。
そして昨年2020年のLover Boyライブアレンジ。(たぶんこれが最新)
追加されたイントロ部分のアイコンタクト具合とか、変化をバンド自身が楽しんでる雰囲気が伝わって最高です。 Phum Viphurit、これからも追いかけていきたいです。