それぞれの たのしい音楽研究 [東南アジア編]
前回に続き、アジアのインディーミュージックについての話です。
Phum Viphurit🇹🇭を入り口にしていろんなアジア各国のアーティストを掘っていったわけですが、聴いていくうちに気づいたことがありました。
(これは自分の先入観が多いにあったと思うのですが)これまでは欧米のシーンで流行したセンスやテイストみたいなものが後発でアジアに入ってくるイメージがあったところ、いまやそういったタイムラグはほとんど無い。これはSpotify, Apple Music等のサブスクリプションやYoutubeを通じて、世界中の音楽がどこでもリアルタイムで楽しめるようになったことの多大な恩恵でないかと思います。
20年前と比べるのもあれですが、例えば下北沢のインディーバンドの音源を入手するには、日本国内にいたとしても直接ハイラインレコーズとかディスクユニオンに行かないと入手できなかったわけですもんね。
その場所に行かないと聴けない、そもそものアクセス難易度が高い音楽というのも今となってはそれはそれで面白い気もしますが、全ての音楽がリアルタイムで同じプラットフォームに載っかることで相互作用し、どんどん新しく面白い音楽が様々な国から産まれていく今のシーンのほうが、夢があるなと感じています。
こう考えると、結局のところ音楽を国でカテゴリ分けする意味なんてほとんど無いということに気づいてしまうわけですが、「アジアのインディーミュージック」と題して書きはじめてしまった便宜上、国別にわけて自分が好きな音楽をいくつか紹介していきますね。
<🇹🇭タイ編>
PARIM / เสาร์ที่ดีเมื่อปีที่แล้ว (Saturday Morning)
2日前に公開になったばかりの新曲、たまらない心地よさ。
Plastic Plastic / ฮัม (Hum)
Gym and Swim / Sunrise
YONLAPA / Let Me Go
<🇸🇬シンガポール編>
Sobs / Telltale Signs
2019年1月の来日公演@Zher the ZOO観に行きましたが、この曲のシンガロングがどうしようもなく胸を打って最高でした。またライブを観れる日が来るのを待ちわびています。
Cosmic Child / Cats, Cats and Cats Again
Forests / Kawaii Hawaii
Forests / Tater tots
Forestsはアコースティックも素敵。 2分もない短い曲ですが、emotionalになります。
<🇵🇭フィリピン編>
tide/edit / Twelve
IV of Spades / Take That Man
<🇮🇩インドネシア編>
eleventwelfth feat. asteriska / your head as my favourite bookstore
Iris Bevy / Endeavor
Reality Club / Telenovia
次回は東アジア編へと続きます